東日本大震災時の「仲介手数料なし」と表示しながら実は違ったという違和感｜秦野市東海大学前駅の不動産会社松屋不動産二代目社長のつれづれ日記

小田急線「東海大学前」駅徒歩１分東海大学学生さんへの賃貸アパート紹介・秦野市伊勢原市不動産売買仲介を47年。松屋不動産での日々の出来事を物件情報とともにお届けします

東日本大震災時の「仲介手数料なし」と表示しながら実は違ったという違和感

先日、東日本大震災から99回目の月命日をむかえました。今でも
宮城県　死者9,542人　行方不明者1,218人
岩手県　死者4,674人　行方不明者1,114人
福島県　死者1,614人　行方不明者196人
全国　　死者15,897人　行方不明者2,532人　（警察庁まとめ）
全国避難者数　51,184人(復興庁まとめ)

今でも思い出すのですが様々なポータルサイト（アットホームやスーモ等）で「東北地方太平洋
大地震で被災された方むけ賃貸」※当時はこのようは表現でした

と募集開始された物件の詳細をみると確かに仲介手数料はなしでしたが、普段は明細にない
礼金が１ヶ月と掲載されておりました。みて思ったのは

「結局かかる費用は同じじゃん」

当社では当時、受け入れを29家族いたしましたがもちろん仲介手数料は取りませんでしたし
極力、抑えるようにと社会人の方でも保証会社は使いませんでした。

実際に行政や会社も被災して必要な書類が取れる状況ではなかったし、ましてや津波で会社を
流されて仕事がなくなった方などもいらっしゃるわけです。

当社ではそのような方も受け入れをさせていただきましたが今まで１度たりともトラブルになっ
たことはありませんでしたし、福島の方は今でも当社アパートにお住まいになりお付き合いがあります。

困った時はお互い様。当時、赤ちゃんがいるご家族を迎えた時に周囲の方々が赤ちゃんのおもち
ゃや絵本、食器類など本当に様々なものをご支援いただきました。

それにしても「被災された方は仲介手数料無料」と言っておきながら実際は違う名目で請求するのは今でもどうなのかなぁと思います。

ポータルサイトや他社サイトで気になった物件がありましたら